ガラステープは電気絶縁材料として高い性能を有しております。硝子糸が不燃性であり、吸湿性が無く電気絶縁抵抗が大きく、耐薬品性にも優れ、また引張強度が大きいという特性をもっています。特に発電機当の大型及び小型コイルの高温度域での絶縁に最適で、F種以上のモーター類に広く使用されています。

テトロンテープは、耐熱性が良く高温使用（120℃）に耐え、引張強力、摩耗強度など機械的性質に優れています。またテーピング後のワニスとの親和性も良く、吸湿性が非常に少ない為、高湿度中でも電気的特性の変化が少ないことが大きな特徴です。

日東電工のポリエステル粘着テープNo.31シリーズは、トランス・コイルの層間・外装絶縁用途として開発されたテープです。電気絶縁性、寸法安定性、耐熱性に優れています。

木綿繊維は電気絶縁材料の中でも最も古くから使用され、綿糸を織って綿テープとし、それをコイル等にテーピングしたうえ、絶縁塗料を塗布してあらゆる電気機器類の絶縁に使用されてきました。電気絶縁用綿テープの許容最高温度は、90℃（絶縁区分Y種）ですが、ワニス類の含浸後は、A種（105℃）となります。