プレスボード2種（プレスパン）は、良質のクラフトパルプ100%を使用し製造した絶縁紙です。油中トランス・パワーキャパシターが主な用途で、仕上げの純度が高いため、MIPB及びシリコンベース流体の含浸に使用されます。また、モーター、トランスの絶縁に、単独またはポリエステルフィルムとの組み合わせで多用されています。

電気用ポリエステルフィルム加工紙は、ポリエチレンテレフタレートフィルムと電気絶縁紙を特殊な貼合機を使用して接着し、一体化した電気絶縁紙です。型番に記されたアルファベットは、T=フィルム、K=コイル2種、P=プレスボード2種、A=アベスターを意味し、組合せとしてTK・TP・TAがあります。

ポリエステルフィルムは、テレフタル酸とエチレングリコールと縮合ポリエステルを二軸延伸してフィルム加工したもので、高度の透明性と平滑性の他に、電気絶縁性、耐熱耐寒、低気体透過率、経時変化の少ない優れたフィルムです。絶縁耐力が大きく、モーター、電線、コンデンサー等の絶縁材料として利用されます。融点は260℃で常時使用可能温度範囲は-70℃から+150℃と非常に広く、耐油性、耐薬品性、耐酸性に優れています。

ノーメックスR紙は、アラミド（全芳香族ポリアミド）の持つ高温での優れた耐久性、機械的及び電気的特性等、数々の優れた特性を兼ね備えております。耐熱性、難燃性、耐薬品性、機械的強度に優れ、高温、高圧でのカレンダーにより高密度化され、全体的にバランスの取れた絶縁紙です。UL規格では220℃の連続使用が認められており、変圧器の素線、層間、バリヤー、モータのスロット、ウェッジ等の絶縁で利用されます。

ファイバーは精選された良質の木材繊維又は木綿繊維で製造された原紙を塩化亜鉛溶液に浸漬・積層し、繊維を膨張・溶解させた後、水洗いにより塩化亜鉛を除去し、乾燥及びキャレンダー工程を経てできる緻密で強靭な素材です。電気絶縁性、耐熱性、耐摩耗性、耐衝撃性、耐アーク性、耐油性、耐静電気などに優れており、モーター絶縁や研磨ディスクなど弱電・重電・電気機器関係に広く使用されています。

ポリエステルウェッジ（PW)　1mカット物　厚さ0.35m/m　PW-8/PW-10/PW-12/PW-14/PW-16/PW-20/PW-24、ノーメックス紙を利用したノーメックスウェッジ(NW)　1mカット物　厚さ0.50m/m　NW-8/NW-10/NW-12/NW-14/NW-16/NW-20/NW-24 を常時在庫しております。